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2020年11月04日

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将来の生き方を模索したり、自分の人生の意義を知りたいと悩むとき、「自分探し」という言葉で表現されることがあります。職業選択など、ライフイベントの多くをこれから経験する10代のみなさんなら、はっきりと自覚していなくてもこの「自分探し」のような思いを抱いているのではないでしょうか。

わたしの両親は、わたしが二十歳の時に離婚しました。両親という、これまでずっと当たり前にあった土台が崩れ去ったとき、わたしはこれから自分の足でどのように立って行けば良いのだろう、と大きな不安に陥りました。
その時初めて、両親に連れられて教会に行くのではなく、自分の意思で「教会へ行こう」と思いました。今振り返ると、これがわたしの「自分探し」だったのだと思います。
社会人となり自分のアイデンティティを築き上げていく中でも、自分がキリスト者であることは揺るぎない土台となりました。わたしが存在している土台は、神様なのだと。

だけど、去年教皇フランシスコが来日され、東京カテドラルで青年たちに向けてメッセージをされた際、若い人へ向けてこう強調しました。「貧しい人と共にありなさい」と。現代においては、貧しさとは、経済的な貧しさだけでなく、関係の貧しさや偏見・差別による貧しさ、境遇の貧しさなど全てです。
「何のために生きているのかを問うことは、それほど重要ではない。それ以上に、誰のために生きているか、誰と人生を共有しているかが重要である」と。
このメッセージを聞いてわたしは、いかに自分が、いわゆる「自分探し」にように自分のことばかり考え、他者との関わりという視点が欠けていたかを思い知りました。もっと社会に目を向け、様々な理由で貧しさに苦しむキリストに出会うように、わたしたちは促されているのです。

教皇は最後にこうもおっしゃっています。「鏡ばかりを見すぎないで。自分らしさ、自分の良さを知るためには、鏡を見ていても仕方がない。」と。わたしも、自分自身の世界に留まるのではなくて、自分の力を何か少しでも、この世界に差し出して生きて行きたいと思うようになりました。

《はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。》
(新約聖書/マタイによる福音書25章40節)


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Posted by JELC TNG-teens at 13:00 │メルマガ

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