JELC TNG-teens オフィシャルブログ　"Shout to the Lord!!"

《あなたの体のともし火は目である。目が澄んでいれば、あなたの全身が明るいが、濁っていれば、体も暗い。だから、あなたの中にある光が消えていないか調べなさい。》
(新約聖書/ルカによる福音書11:34-35)

外出する時はマスク着用が当たり前の日常になって1年以上が経ちました。マスクをしていると顔の表情が読み取りづらく、相手の気持ちを理解することも、自分の気持ちを伝えることも難しいです。そんな中で頼りになるのは目や眉の動きです。「目は口ほどにものを言う」ということわざがありますが、マスクをつけるようになった分私たちは目で喜びや悲しみを伝え、感じとるようになった気がします。

私の周りにも感情を誰よりも目で表現することが上手な存在がいます。それは我が家で飼っている犬です。犬は人間と違って元々話すことは出来ませんが、ご飯が欲しいとおねだりをする時、一緒に遊ぼうよと誘ってくる時、風や雷の音が怖くて誰かと一緒にいたい時など、面白いぐらいに目を見ると何を言いたいのか伝わってきます。彼女は、いつも真っ直ぐで疑うことを知らず、じっと見つめます。

聖書にある「目が澄んでいる」と言うのは、まさに私たちがイエス様を信頼に満ちた目でじっと見つめることなのかもしれません。では、果たしていつでも自分の目は澄んでいるかと聞かれたら、正直自信をもって「はい」とは言えません。私たちが生きている人間社会は、犬の世界と違いもっと複雑だからと言い訳だってしたくなります。

けれど、イエス様はそんな私たちのことをよくご存知です。目が澄んでいるから良い、濁っているから悪いで終わらせるのではなく、「光が消えていませんか？大丈夫？」と私たちのことを気にかけて呼び戻してくださいます。そう語りかける言葉によって、私たちの中に再び光を灯し、私たちの目を澄ませてくださるのです。