JELC TNG-teens オフィシャルブログ　"Shout to the Lord!!"

《苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生む》
（ローマの信徒への手紙5:3～4）

 

　私は小学校の教員をしている。今年は今までの教員人生の中で初めて六年生を持った。今彼らは、来月の卒業式に向け着々と準備を行なっているところだ。

　思春期や成長期の彼らは、植えられた苗のように色々なことをたくさんに吸収し、ぐんぐんと成長している。でも彼らは、とても繊細で、人間関係の些細なことで深く傷ついたり、周りと自分を比べて大きく劣等感を抱いたり、自分自身を諦めようとするときがある。私からしたら、それがたとえ今にも諦めそうな瞬間であったとしても、彼らは一人一人が輝いていて、一歩一歩成長している。だから簡単に諦めてしまうのは勿体無いと感じてしまう。

　けれど、日々の生活の中で輝き、成長しているのは子どもだけではない。中高生のあなたや、大人の私だってそうだ。私たちは目の前の苦難や自分自身にいっぱいいっぱいになり、すぐに絶望や無力さを感じたり逃げ出そうとする。けれど、その苦難に当たったときこそ耐え忍び、諦めず一歩づつ歩み進めることで、その先に希望がある。私たちは神様のご計画のうえに歩んでいるのだから。

　隣の芝生は青いということわざがあるが、その通りだと思う。齢を取ればとるほど、人に弱みを見せることは減っていく。そうやって、周りの人たちも苦難や困難を周りに悟られまいと過ごしていくと、あたかも周りの人たちは幸せそうで、自分よりも恵まれているように感じてしまうものだ。でも、誰かを妬もうと羨もうと、私の人生は私の人生、あなたの人生はあなたの人生。神様に与えられた、あなたが輝く、あなたが成長する芝生だ。だから、誰かと比べるのでなく与えられる試練に耐え忍び、神様のご計画のもとで一歩づつ歩みを進めて欲しい。