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2024年01月03日 13:50

《あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。》
(新約聖書/マタイによる福音書6章6節)

私は現在(今年の8月から)インターンのため熊本で学んでします。私はこのインターンで初めての経験をしました。それは、学校や常に信仰生活を共にしていた学友から離れて、自分一人の学びに集中しつつ神に祈る、という事です。

これまでの私の信仰生活の多くは学校での生活でした。そこでは、常に気の知れた学友に囲まれていました。もちろんこれは大きな恩恵です。しかし、学校での講義や課題、行事に追われる忙しさや、学友との共同生活により、一人で自分自身を見つめ直し、神に祈るという事を今までほとんどしてこなかったことに気づかされました。洗礼を受けてから一人でいるという経験がほとんど無かったのです。
聖書には共同で祈る事や、一人ではなく多くの人と共に信仰生活を送ることの大切さを説く箇所が多くあります。例えば、「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである」(マタイ18:20)。

共同での祈りや信仰生活が大切であることは私自身よく知っていましたし、友人との共同生活によって実感もしていました。しかし、学校や友人から離れ、自分自身の学びに集中する時間が与えられたとき、イエスが次のようにも言っておられることに気づかされました。

「あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。」(マタイ6:6)

インターンによって自分がいかに多くの事に気を取られ、自分と神との一対一の対話を疎かにしていたのだろうかと考えました。マタイ18章20節の言葉が基本にあることに変わりはありません。しかし同じように、ひとりで神と向き合おうとする時も、神はかならず共にいて答えてくださるのです。なぜなら、イエスはインマヌエル「神は我々と共におられる」(マタイ1:23)であるからです。

クリスマスの時、イエスの誕生を多くの人とお祝いする喜びあふれる期節です。ですがあえて、ひとりで静かにあなたのためにお生まれになる御子と、祈りという対話をしてみてはいかがでしょうか。主があなたと共におられるように。

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