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2015年08月16日

力なき者に力を ヘブライの信徒への手紙1章2節

「この終わりの時に神様は、御子によって、私たちに語られました。」
(ヘブライの信徒への手紙1章2節)

1837年にサミュエル・モールスは電信機を発明しました。
彼が送信した最初のメッセージは、「神は何を為し給いしか?」、でした。
インターネットに代表されるように、現在の情報の伝達手段は格段に発展しています。
しかし残念なことに、もはやモールスのように神様の偉大な御業について語られることはなくなり、その代わりに、「我々人類が成し遂げた偉業を見よ!」というメッセージが語られることです。

しかし、どれだけ進歩を偶像として拝したところで、神様が御子イエス・キリストを通して私たちにメッセージを送信するのを妨げることはできません。
神様の御言葉が肉(すなわち人)となった時、神様の真理と愛が天の御国から人間の世界へと二つの世界の隔たりを打ち破って流れ込んだからです。

御子を通して神様は、私たちの罪がどれほど大きいか、示してくださいました。
しかし、それだけではありません。
なによりもまずイエス様は、罪深い者たち(すべての人間)への神様の愛を最も明瞭に啓示してくださいます。
この神様の愛は、ゴルゴタの十字架によって最悪の罪人に対してさえも罪の赦しを用意してくださる愛でした。
十字架を通して神様は、ひとりひとりに次のように話しかけておられるのです、
「御子を信じる者には永遠の命があります。しかし、御子に従順でない者は命を見ることがなく、神様の怒りがその人の上に留まります」
(「ヨハネによる福音書」3章36節)。

天の御父様が私たちに対し、御子を通してメッセージを送信してくださったのですから、私たちは信仰によってこう応答します、
「主は私たちの間で偉大な御業を行われました」
(「詩篇」126篇3節)。

(祈り)
私は、主なる神様の語られることを聴きたいと願っています。
主は御自分の民に平和を語ってくださるからです。
アーメン。

(関連聖句)「ヨハネによる福音書」1章9~12節

Voimattomalle voimaa(力なき者に力を)より
高木賢 訳


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