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2015年08月14日

真面目な話をしませんか?その49

八月は、原爆の投下と終戦日との関係からか、平和について考える機会が多いですね。特に最近は、集団的自衛権の行使について国会で取り上げられるなど、戦争と平和ということを意識せざるをえないような状況になっていると言えるでしょう。ティーンズの皆さんもまた、政治のことが耳に入ってくることもあるでしょう。また、記念日を迎え、平和について思いをはせることもあるでしょう。

皆さんより少し年齢の上の大学生たちが集まり、集団自衛権行使に反対の声を挙げたことについては、聞いたことはありますか?この大学生たちの運動についてある政治家が、戦争をしたくないという自分勝手な考えに基づいた行為であって、非難されるべきであるという主旨の発言をしました。皆さんの中にも、確かに何かのため、誰かのために自分が我慢すること、自分を犠牲にすることが貴いことであって、死ぬのがいやだからとか、戦争が恐いからとか、そういった理由で我慢や犠牲を放棄することはよくないと思う人もいるかもしれません。しかし、本当にそうなのでしょうか。

死ぬのがいやだ、戦争が恐い、だから戦争をしないで解決できる方法を真剣に求め、考え、実行するということも、私たちには許されたことなのではないでしょうか。確かにそれは、ある人たちから見れば「逃げている」ことになるのかもしれません。しかし、逃げるということもまた、私たちが困難に遭ったときには、有効な手段なのです。

聖書には次のような言葉があります。
「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。」(コリントの信徒への手紙一 10章13節)

私たちは真面目なので、困難に遭ったら、正面からぶつかってそれを克服しなければいけないと思いがちです。しかしここでは、神はその困難に耐えることができるように、逃れる道、逃げ道を与えてくださると言うのです。それは逃げの道で、恥ずかしい思いや非難を受けるものかもしれません。しかしまた、戦争を避けるために恥ずかしさや非難の中に生きることの中にこそ、真の平和があるのかもしれません。

この八月、私もまた、皆さんと一緒に平和について考えていきたいと思います。


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